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接着性細胞のsiRNAトランスフェクション方法   (浮遊性細胞用プロトコールはこちら



1.細胞のプレーティング
  トランスフェクションをする前日に、細胞を 3.5 cm プレートに播き、一晩培養(37℃、5% CO2)してください。
  ※細胞量は、20-50 % コンフルエントにしてください。

2.siRNA dilution の調製
  アニーリングした 20 μM siRNA (10 μL)を Opti-MEM medium (170 μL)で希釈してください。

3.Transfection Reagentの調製
  OligofectAMINE(4 μL、Invitrogen社)を Opti-MEM medium (16 μL)で希釈し、室温で 5〜10分間静置してください。

4.siRNA dilution を Transfection Reagent に加え、軽く混合し、室温で15〜20分間静置してください。
  ※混合の際、ボルテックスは使用しないでください。

5. 細胞を Opti-MEMで洗浄後、Opti-MEMを 800 μL 加えてください。

6.4 の Transfection mixture を細胞に加え(Total 1 mL)軽く混合してください。
  (siRNA 最終濃度は 200 nM。20 nM 程度でも同等の効果が得られる場合があります。)

7.37℃、5 % CO2条件で、4時間培養後、血清を 300 μL 加えてください。

8.2〜4日目に細胞を回収し、目的遺伝子の発現をウエスタンブロットや RT-PCRで調べてください。
  (一般には、24〜72時間後に最も強く発現の抑制がかかります。)
  
  ※注意:遺伝子発現抑制効果は、トランスフェクションの2日後から1週間程度継続します。
   さらに長期間 RNAi を行う場合は、siRNAのトランスフェクションを繰り返すか、siRNA様遺伝子の発現ベクターを
   培養細胞に stable transfectionする方法があります。
   後者の実験の際、アダプターDNAのベクターへのクローニングには、5’リン酸化オリゴをお試しください。
   (クローニング効率が上昇します。)

  ※細胞内で siRNAを発現するベクターも市販されています。(2002年11月)
   pSilencer 1.0-U6(U6プロモーターあり、薬剤耐性マーカーなし、Ambion社)。
   pSUPER(H1プロモーターあり、薬剤耐性マーカーなし、OligoEngine社)など。

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